30周年記念誌(30th ANNIVERSARY)
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本日は、一般社団法人日本建設あと施工アンカー協会30周年記念式典に多くの皆様にご出席を賜り、重ねて御礼申し上げます。私は当協会広報部会長の西郷と申します。あと施工アンカーは建設業界のニッチな領域ではありますが、最近話題のChatGPTに検索キーワードとして、「あと施工アンカー 課題」と問いかけたところ、以下のような回答が得られました。1.設計不慮による施工ミス。アンカーの設計や施工において地盤条件や耐荷重に応じた適切なサイズや深さ、埋め込み環境などを考慮されていない場合、アンカー強度が不十分となることがあります。設計段階での正確な計算や適切な指示が必要です。2.地震や風力など自然災害に対する耐荷重の適切な選定。あと施工アンカーは耐荷重に応じた適切な製品を選定する必要があります。適切な製品を選ばないと、施工物が安定せず危険な状態になる可能性があります。3.施工工程の管理の問題。アンカーを正確に施工するためには適切な道具や技術が必要です。施工方法の誤りや不適切な施工により、アンカーの強度や安定性に問題が生じる可能性があります。また施工後の品質管理や点検も重要です。2つのワードを入れるだけで、このような回答が生成される。こういう時代になったわけです。今日、建設現場において、AIスキルが様々な形で導入されております。あと施工アンカー事業においても、AIの活用により、設計の妥当性確認や、現場管理業務の支援など、様々な場面で生産性の向上が期待できます。本日ご臨席いただいているご来賓の皆様のお力添えをいただきながら、これからの30年で当協会がどのような社会貢献を目指していくのか、そして建設業界を牽引できる存在となるように、協会の一員として気持ちを新たに取り組んでいければと考えております。今後とも当協会のご支援を重ねてお願い申し上げまして、挨拶に代えさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。安心・安全を30年~30周年記念誌~ |27祝賀会開会の辞30周年記念事業実行委員会委員長  西 郷 憲 司

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