30周年記念誌(30th ANNIVERSARY)
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私のような若輩者が大変恐縮です。今日は期待することということでエールを送らせてもらえればと思っています。当社は、多くの地で工事をしています。高輪ゲートウェイ駅や渋谷駅など、これからの工事は駅の改良工事や既存のものを改良する工事が多くなってきます。それから、維持管理でいうと新幹線の大規模改修工事が東北・上越新幹線を対象に2031年から予定しています。当然、改修工事なので、あと施工アンカーはどうしてもお世話になる、避けては通れない形になると思っております。一方であと施工アンカーに、求められる技術やスペックも高まってきていると思います。単に留め付けられるというだけでなく、短時間でいかに多く打つか、あるいは金属系だけど中に樹脂を注入してとか。そういうことで、かなり我儘なことを言うと思いますが、それだけあと施工アンカーに期待するところが大きいということです。これからここにいる皆さんで良いアンカーを作っていただいて、様々な補修・補強に使えればと思っていますので、ぜひ、よろしくお願いします。私は最近は、あと施工アンカーから少し外れまして、DXやBIM/CIMなどの今流行の業務を担当しています。その中では、「競争」と「協調」が大切だと言われています。多様な企業さんがいると当然競うところもありますが、お互いに協力すればいいことはもっと効率的にできるという話を盛んにしています。JCAAさんはいい組織だと思いますので、競うところは、当然競わないといけないと思いますし、お互いに可能な所は協力し合って、我々の我儘を叶えていただけるようなアンカーを作っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。30周年、本当におめでとうございます。30| 安心・安全を30年~30周年記念誌~東日本旅客鉄道株式会社東京建設プロジェクトマネジメントオフィス企画戦略ユニットマネージャー  井 口 重 信祝辞

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