30周年記念誌(30th ANNIVERSARY)
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102022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年2009年2008年2007年2006年2005年2004年2003年2002年2001年2000年1999年1998年1997年1996年  2 資格制度当協会は、第2種施工士、特2種施工士、第1種施工士、技術管理士、主任技士、注入式施工士、点検士、診断士など資格の責任範囲を明確にした資格制度を確立し、今後も社会貢献を行っていく。8,0006,0004,0002,000(人)10,000JCAAの資格試験制度は、NCAAの試験制度を受け継ぎ、JCAAの発足とほぼ同時に試験制度の立上げを行った。NCAAでの自主試験制度をベースに第三者委員会の指導を仰ぎ、現行の試験制度の確立を図ってきた。それ以降、JCAA会員だけではなく、あと施工アンカー作業従事者の受験を広くPRし、その資格者の拡大を図ってきた。1995年(平成7年)1月に発生した阪神淡路大震災で甚大な被害が出たなか、建設業界(建築・土木・設備)においてあと施工アンカーの重要性が再認識され、特に設備業界からの受験者がそれ以降多くなってきた。また、建築基準法の改正などの影響により、多くの建築物の耐震補強工事が行われ数多くのあと施工アンカーが使用されるようになり、それらの設計図書には、JCAAあと施工アンカーの資格者が指定されている事などの要因で受験者の数を伸ばしてきた。当協会の基本方針は「安心と安全」の供給にあり、この資格者の拡大を通して「安心と安全」を提供し社会貢献の一端を担ってきた。ここにその経過を振り返ることにする。尚、このデータは2023年3月31日現在のものである。2020年度は新型コロナウイルスの影響で講習会の中止を決断したため、その年の受講者は“0”となっている(図1)。また、2021年度は、講習会をeラーニング方式で実施し、2022年度は対面方式に戻して実施しているため、一概にその傾向を分析できない。また、試験に対する一般技術講習会の受講率を見ると、若干下がる傾向にある(図2)。しかし、2021年度からは、第2種施工士を受験する場合はこの「初級」の受講を必須とし、2021年以降の2種の受講率は100%となっている。初級上級A上級B▲図1 一般技術講習会の受講状況82| 安心・安全を30年~30周年記念誌~ 1 はじめに 3 一般技術講習会の受講状況 あと施工アンカー施工資格者の あと施工アンカー施工資格者の 拡大拡大

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