本日は、日本建設あと施工アンカー協会30周年記念式典に、数多くの皆様のご出席を賜り御礼申し上げます。私は、JCAA30周年記念事業の実行委員長を拝命しました、当協会広報部会長の西郷と申します。式典の開催にあたり、皆様への御礼の意を込めて一言ご挨拶を申し上げます。建設産業が直面している問題の一つが、就労人口の減少です。これに対応するために、建築土木現場では従来工法の省力化、簡略化を進めています。あと施工アンカーは、この事例の象徴となっています。当協会は、皆様のご協力のもと、あと施工アンカーの発展に努めてまいりました。昨年3月に公布された国交省告示1024号において、条件付きながらも構造部材のあと施工アンカーの適用が可能となり、また今年4月には当協会が登録基幹技能者制度の講習機関として認定を取得しました。今後も、あと施工アンカー施工者の地位向上、処遇改善のサポートを進めます。あと施工アンカーの品質は、適切な設計、責任施工による施工管理、製品の性能のほか、対象部材の健全性なども影響するため、これらの知識を施工者に習得してもらうべく、アンカー施工者の資格認定制度を体系化しました。現在、6万4千人の資格者が登録されています。本日、当協会は、30周年記念式典を無事に迎えることができました。改めて皆様にお礼を申し上げるとともに、業界としての社会的使命を果たすべく、皆様とともに歩みを進めていくことを約束して開会のご挨拶に代えさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。安心・安全を30年~30周年記念誌~ |安心・安全を30年~30周年記念誌~ |131330周年記念事業実行委員会委員長 西 郷 憲 司開会の辞
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