会長挨拶
「一般社団法人日本建設あと施工アンカー協会(JCAA)」の代表理事を務めております安永裕信です。
昨年度は、協会設立30周年を迎え協会名称(建築⇒建設)の変更や、30周年記念式典及び記念祝賀会を開催させていただきました。その中で業界発展に尽力され特に功績の大きかった方々を表彰させていただき、感謝の意を表しております。また、30周年記念誌(JCAA30年の歩み)を発刊し、関係のある方々に配布させていただきました。
当協会が行っている資格認定事業に関しましては、関係各位のご協力のおかげで資格保有者数が7万名を突破し、毎年1万名以上の方々が資格取得を目指すほどの規模に成長しております。また昨年度は登録あと施工アンカー基幹技能者第1回目の講習と試験を行い、100名以上の登録あと施工アンカー基幹技能者の輩出を行っております。今年度は試験会場を増やして開催する予定ですので、要件を満たす方は是非受験していただきたいと思います。
製品認証事業におきましても1500品番以上の認証登録がなされ、認証製品の認知が進むごとに認証製品も拡大する傾向です。安全・安心な認証製品の使用推進をご指定いただいているユーザー様に感謝申し上げるとともに、より安全・安心に使用できるあと施工アンカーの認証製品の登録数拡大に努めてまいります。
調査研究事業におきましては、あと施工アンカーに関連する研究を行っている大学等の機関に助成金の交付を行っており、昨年度は4件の研究成果を技術発表会という形で、一橋講堂において発表していただきました。同時に特別講演として大成建設株式会社様より「国立競技場の設計と施工」というテーマで、普段聞けない貴重なお話を講演していただきました。今年度も技術講演会を開催し、3件の研究成果の発表と特別講演として株式会社日建設計様より「東京スカイツリー/構造技術者の挑戦」というテーマで講演をいただける予定です。興味のある方は是非一橋講堂までご参集いただけますようお願い申し上げます。
今年度は新たな30年に向けて協会の基盤強化と健全な運営を心掛けてまいります。
協会関係者並びにご支援をいただいている皆様方には、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2024年
代表理事 安永裕信