登録基幹技能者とは・・・
熟達した作業能力と豊富な知識を持つとともに、現場をまとめ、効率的に作業を進めるためのマネジメント能力に優れた技能者で、国土交通大臣の登録を受けた機関が実施する登録基幹技能者講習を修了した技能者のことです。
※JCAAは2023年3月22日に43番目の講習機関として登録されました。
登録基幹技能者の役割とは
上級職長の立場で現場における高度なマネジメント業務を担い、元請けの計画・管理業務に参画し補佐することを期待されています。
- 現場の状況に応じた施工方法等の提案、調整等
- 現場の作業を効率的に行うための技能者の適切な配置、作業方法、作業手順等の構成
- 生産グループ内の技能者に対する施工に係る指示、指導
- 前工程・後工程に配慮した他の職長との連絡・調整
登録あと施工アンカー基幹技能者になるメリット
•特典1:
経営事項審査において評価の対象となる。
現場において登録基幹技能者の配置が「総合評価」に3点の加点となる。
経営事項審査(経審)とは・・・
国、地方公共団体などが発注する公共工事を直接請け負おうとする場合には、必ず受けなければならない審査です。
•特典2:
専任・非専任を問わず、とび・土工工事業の主任技術者として現場に配置できる。
(国土交通省告示第435号)
主任技術者とは・・・
請負金額を問わずすべての工事現場に配置が義務付けられている、施工の技術上の管理・監督をする者のことです 。(建設業法第26条)
登録基幹技能者は主任技術者要件を満たすものとして認められています。(建設業法施行規則第7条の3の改正)
•特典3:
登録基幹技能者は建設キャリアアップシステム(CCUS)の最高位レベル4の要件になっている。(注)
※レベル4になるためには、CCUSのシステムに技能者登録後、レベル判定の申請を行い、承認の手続きが必要ですが、現在「あと施工アンカー技能者」のレベル判定機関が無いため、レベル認定ができません。
当協会は現在、レベル認定機関となるべく国交省に申請中です。
建設業振興基金パンフレットより引用